• BPM
  • 2021/03/04

【コラム】社内導入におけるプロセスイノベーションとマイニングの効果検証

第1回:当社の非効率作業の数々とBPMとの出会い  


ソリューション事業部 
ソリューション開発第2部
部長 荒谷 剛 



【プロフィール】
入社以来基幹系システムを中心に設計、開発、PMに従事
その後脱Notes intra-mart移行案件の提案や、プロジェクトの責任者を担当、
現在はintra-mart開発事業を統括
 
【保有資格】
PMP(Project Manager Professional)
Signavio Process Manager 認定
Signavio Process Intelligence 認定
 

コラム概要

TISインテックグループのネオアクシスは、働き方改革を積極的に推進し、業務の効率化・自動化を行っています。既存のIT資産を「使い続ける」と共に、 クラウドやAI、IoT、RPAなどの新技術・サービスを「組み合わせて使う」ことで、 変化やニーズに対応できる先進技術への移⾏を行っています。
本コラムでは当社の社内業務で、プロセスイノベーションとマイニングを実践し、その実際の効果について全4回でお届けします。

アジェンダ

【2021年3月4日配信】
第1回:当社の非効率作業の数々とBPMとの出会い
 

【関連コラムはこちらからご覧ください】
第2回(前編):PoCと実装開発での苦労
第2回(後編):PoCと実装開発での苦労
 

【近日配信】
第2回:PoCと実装開発での苦労
第3回:ついに本番運用へ
第4回:プロセスマイニングで本当に効果が上がったのか?

第1回:当社の非効率作業の数々とBPMとの出会い

複数システムへの多重入力、とりまとめ作業や報告用レポートなど、さまざまなシステムや資料から情報を集め、Excelなどで個々に資料を作成していました。その原因は、システムの分断や個人の手法の違いにより、非生産性、属人化作業が多く、残業の発生により士気の低下、人件費の増大が課題となっていました。
 
そして、新型コロナウイルス感染症により緊急事態宣言が発出、在宅勤務によるテレワークが余儀なくされ、業務のやり方を変え、デジタル化を早急に行っていく必要がありました。

-喫緊の課題は販売管理業務

販売管理業務は、これまでも何度か業務プロセス改善を実施してきましたが、効果がでず、システム化しても作りっぱなしの状態でした。社長を含む社内関係者で徹底的に議論をした結果、業務改善の効果を見える化、モニタリングをする考えやサイクルを実践してなかったのが、直接の原因であると結論づけました。
 
モニタリングの手法や、改善のサイクルが社内に定着すればビジネスの変化にも柔軟に対応できると考え、以前社内で行った現状分析(As Is)をインプットに、業務モデル(To Be)を定義し、DX化を実践することにしました。


 

-BPM(Business Process Management)サービス化の課題

当社は、2017年にNTTデータイントラマート(以下:IM)とパートナー契約を締結し、ワークフロー脱Notesソリューションとしてお客様にサービスを提供してきました。IM社よりIM-BPMの紹介を受け、エンジニアによる評価やサービス化の検討をしてきました。
 
約半年社内関係者(マーケティング、営業、エンジニア)及びIM社とソリューション化を検討してきましたが、導入方法論やお客様への提案方法などが確立できず、ビジネス上の大きな課題でありました。

-独Signavio社プロセスマイニングツールによるサービスの補完

当社は、業務の見える化サービス(BPEC:Business Process Engineering Cycle)を提供しています。本サービスは「業務の抽出」「業務負荷の分析」「課題のある業務の分析」「業務課題の見える化」「付加価値の評価」「改善策の検討・評価」という6つのステップで構成されています。

しかしながら、改善策がどのくらい効果があがるのかは、机上で検討する必要がありました。そこで出会ったのが、独Signavio社プロセスマイニングツールです。BPECの弱点を補完かつ、効果を検証・モニタリングするために、当社はSignavio社とコンサルティング契約を締結しました。このツールは、IM社もパートナー契約を締結しています。
 
現状分析(As Is)及びあるべき姿(To Be)を定義、シミュレーションするために、本ツールを採用することにしました。

-BPM デジタルサイクルアプローチ

以上の点から、社内DX化を実践するうえで、IM-BPMを導入し、方法論及び効果を検証したうえで、サービス化していくことにしました。自社におけるプロセスイノベーションとプロセスマイニングのPoC(Proof of Concept)を実施し、「BPMデジタルサイクル」方法論を確立することをゴールにしています。具体的には、以下の3つのアプローチです。
 

  • To Beシミュレーション
  • プロセスマネジメント
  • プロセスマイニング

 
To Beシミュレーションでは、Signavio Process Manager(以下SPM)を使ってTo Beフローを描き、シミュレーションにてその効果を測定します。プロセスマネジメントではTo BeフローをIM-BPM基盤に取込み、IM-BPM基盤の上で、ローコードで開発した画面や機能、また他システム連携や自動化のためのRPAやERPを配置、実装します。
 
営業活動の一元管理は、intra-martのプラットフォーム(iAP)上で稼働するSFAであるDPS for Salesを活用することにしました。プロセスマイニングでは実際に稼働しているシステムのイベントログから、これもSignavioを使ってTo Beフローの効果を測定し、想定通りに稼働しているか、新たな課題は発生していないかを検証します。
 
このアプローチに効果があるのか、まずは、PoCを実施し検証を行うことにしました。


 

次回第2回で、PoCと実装開発の苦労についてご紹介したいと思います。

 

関連のコラムはこちらからご覧ください

第2回(前編):PoCと実装開発での苦労
 
第2回(後編):PoCと実装開発での苦労

  • 働き方改革をリード
  • DXをサポート